創設者 松沢智先生のの紹介

故松沢智先生は、訟務検事、国税不服審判所(本部)審判官、東京地方裁判所判事などの要職を歴任された後、日本大学法学部教授に就任されました。先生は、『租税法の基本原理』や『租税実体法』に代表される数多くの著書を世に送り出されましたが、租税法研究の根底に「租税正義」を据えられ、租税法における正義と公平の理念の実現をたえず追及されておりました。また、租税法は誰のためにあるかを問われ、とりわけ、「税理士よ法律家たれ」と、税理士の「法律家」としての責務の重要性を呼びかけられています。

略歴

著書目録

『税務争訟の基礎知識』(中央経済社、1973年)
*1974年 日本公認会計士協会より「学術賞」受賞
『租税実体法』(中央経済社、1976年)
*増補版・1980年、新版・1994年、補訂版・1999年
『租税争訟法』(中央経済社、1977年)
*改訂版・1989年、改訂補正版・1999年、新版・2001年
『租税法の基本原理』(中央経済社、1983年)
『租税実体法と処罰法』(共著)(中央経済社、1983年)
『税理士の職務と責任』(中央経済社、1985年)
*1986年 日本税理士連合会より「日税研究奨励賞」受賞
*新版・1991年、第3版・1996年
『裁判実務体系20 租税争訟法』(共編著)(青林書院、1988年)
『租税実体法の解釈と適用』(編著)(中央経済社、1993年)
*1994年 財団法人租税資料館より「第3回租税資料館賞」受賞
『租税手続法』(中央経済社、1997年)
『コンピュータ会計法概論』(中央経済社、1998年)
『租税処罰法』(有斐閣、1999年)
『租税実体法の解釈と適用・2』(編著)(中央経済社、2000年)