租税法務学会事務局
当学会は、故松沢智先生が提唱された、法的基準説を基礎に、審判所の裁決例を研究・発表し裁判に影響力を行使し、以て適正な法解釈の実現を目指しています。国税不服審判所は「固有な裁決権をもち、司法原理と行政原理との調和統一を図る争訟裁断機関」(松沢智「桜税会裁決事例研究会発足にあたって」)であるとされています。その裁決例に対し、「司法原理を踏まえ法の視点からメスを入れ、判例批評と同視点に立脚して論評を加える」ことにより審判所が納税者の権利救済のための第三者的機関として理想どおり運営されているか否かを検証していくことを基本としています。
ご発表のタイトルは、裁決事例の表題そのままでも、発表者が表題とは異なったもの、例えば取り上げた裁決事例において最も重要な事項・最も研究すべき事項を表象されるもの等にされることも自由です。
レジュメの項目立ては、次の要領に従って下さい。
1つの裁決事例研究は、発表と質疑応答及び検討の時間を合わせて約90分です。
発表時間90分を、発表40~50分程度、質疑応答及び検討を40~50分程度の割り振りでお願いします。
見出しの付番及び項目立ては、次の要領に従って下さい。
大見出し → Ⅰ Ⅱ Ⅲ ・・・
中見出し → 1 2 3 ・・・
小見出し → (1) (2) (3) ・・・
以下は、① ② ③ ・・・
ア イ ウ ・・・
(ⅰ) (ⅱ) (ⅲ) ・・・ の順に統一して下さい。
はじめに
Ⅰ 事案の概要
Ⅱ 争点及び争点に関する当事者の主張
Ⅲ 裁決の要旨(平成○年○月○日裁決(裁決事例集○集○頁))
Ⅳ 研究…裁決に賛成or反対
(研究の最後部分に「結論」を入れて下さい。)
本 | 単著 | 増田英敏『リーガルマインド租税法第4版』50頁(成文堂、2013年)。 | |
共著 | 増田英敏ほか編『はじめての租税法』100頁以下(成文堂、2011年)。 | ||
編著 | 松沢智編『租税実体法の解釈と適用』150頁(中央経済社、1993年)。 | ||
論文集 | 増田英敏「アメリカ合衆国の税務調査と納税者の権利」 松沢智先生古稀記念『租税行政と納税者の救済』101頁以下(中央経済社、1997年)。 |
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雑誌 | 山本直毅「重加算税の賦課要件の充足をめぐる問題」 税務弘報65巻2号160頁以下(2017年)。 |
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判例・裁判例 | 最大判昭和60年3月27日民集39巻2号247頁。 |
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裁決 | 平成27年7月21日裁決(裁決事例集100集50頁)。 | ||
再出 | 前脚注と同じ(本) | 増田・前掲書・200頁。 | |
前掲注と同じ(論文) | 増田・前掲論文・250頁以下。 | ||
それ以外 | 増田・前掲注(1)300頁。 |